南川院長だより

「ピロリ菌抗体検査が陽性でした。その後の除菌の方法は?」


2016.12.12南川院長だより

ピロリ菌に感染すると胃に炎症をおこし胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となることが確認されています。また胃がん、萎縮性胃炎だけでなく血小板減少性紫斑病や蕁麻疹などの病気との関連も示唆されており除菌治療をお勧めしています。

ピロリ菌の抗体が陽性の場合保険適応で除菌ができる病気は胃潰瘍・十二指腸潰瘍、ヘリコバクターピロリ感染性胃炎、胃MALTリンパ腫などがあり上部内視鏡検査をされてから治療されるのがよいと思います。

治療は胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質を1週間朝・夕2回内服していただきます。副作用としては抗生物質を多量に内服するため下痢や軟便、肝機能障害、味覚異常などがあります。症状がでたら内服を中止してご相談ください。

除菌できたかどうかは内服後1~2ヵ月後に判定し70~80%の患者さんが1回で除菌成功するといわれています。1回目で除菌できなかった場合でも薬の種類をかえて2回目の除菌を行なうと90%の患者さんで除菌ができます。

リバーシティクリニック東京 院長 南川里抄


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医療法人社団わかと会
リバーシティクリニック東京 院長
南川 里抄(みなみかわ りさ)

院長 南川里抄

外来担当 火曜・水曜・木曜

南川院長だより 更新一覧

  • 平成10年3月
    日本大学医学部卒業
  • 平成10年4月
    駿河台日本大学病院消化器肝臓内科にて研修
  • 平成12年5月
    国立病院機構災害医療センター勤務
  • 平成14年7月
    駿河台日本大学病院勤務
  • 平成17年9月
    杏雲堂病院消化器科肝臓内科勤務
  • 平成19年7月
    石綿クリニック副院長就任
  • 平成24年4月
    石綿クリニック院長就任
  • 平成28年6月
    リバーシティクリニック東京院長就任
  • 日本内科学会・内科認定医
    日本超音波医学会・専門医
    日本消化器内視鏡学会・専門医

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