アンチエイジング

統合医療センターの「アンチエイジング」

私たちが生きていくうえで避けては通れない老化。
老化には年齢とともに正常に老化していく避けがたい老化と、老化の危険因子によってもたらされる病的な老化があります。今現在の私たちの身体は、その正常な老化と病的な老化が合わさった状態です。

抗酸化と抗糖化

統合医療センターのアンチエイジングはこの病的な老化を治療し、できるだけ正常な老化に近づけていくことを最終的な目標にしています。

この病的な老化を助長してしまうもっとも大きな危険因子として、「糖化」と「酸化」があります。

酸化とは、日常生活の中で身体が過度のストレスを受け続けることで過剰な酸化物が発生し、それによって身体が酸化反応する(言わば、身体がさびる)ことをいいます。昨今の研究では、老化だけではなく、がん、心疾患、糖尿病、リューマチ、関節炎、アルツハイマー病などの数多くの病気の発症原因や悪化要因にも関係があることがわかっています。

一方、糖化とは、食事によって摂り過ぎた余分な糖とタンパク質・脂肪が、体熱によって不正常な結びつき方(変性)をする現象のことです。体温の熱が関与することから、糖化反応は「身体がこげる」反応とも言われています。加齢に伴って促進する病態である、糖尿病合併症、動脈硬化、アルツハイマーいずれにも糖化が関与しています。

また、身体の酸化を防ぐための抗酸化酵素の主成分はタンパク質であり、タンパク質が糖化によって変性・劣化することにより、この抗酸化酵素の能力を発揮できない状態になってしまいます。ですから、糖化は生体内のさまざまな場所でおきる酸化のダメージを助長する働きがあるといえます。糖化と酸化は互いに関連が深く、この両者がそろうと、老化の危険度は5倍にも10倍にもなります。

当院のアンチエイジングは、「酸化(身体がさびる)」と「糖化(身体がこげる)」の二つの観点から、身体の病的な老化を予防・改善しきるだけ正常な老化に近づけていくことであなたの健康な生活をサポートしてまいります。