抗糖化コラム

抗糖化生活習慣 ~お酒とたばこ~

お酒の飲みすぎに注意

お酒のアルコールは体内での代謝が速いため、飲んでもあまり血糖値は上がりません。特にウイスキーなどの蒸留酒は糖質を含まないので、糖尿病の患者さんの中にはそれなら飲んでも大丈夫と思っている人も少なくありません。しかし、代謝の過程でできる「アセトアルデヒド」という物質はタンパク質としっかり結合して糖化と同じような反応を起こし、AGEsを作り出してしまうのです。

アルコールは胃腸から吸収されると、血液に溶け込んで全身を一巡りした後に肝臓へ送り込まれます。そこでアルコール脱水酵素によって分解されて、アセトアルデヒドになるのです。これには毒性があるため、肝臓を出ていくと顔が赤くなったり、動悸や吐き気、頭痛が起きる原因になります。これが二日酔いの原因ですね。

お酒の飲みすぎに注意アセトアルデヒドは肝臓に戻ると、今度はアセトアルデヒド脱水酵素によって、無害な酢酸に変換されます。やがて水と炭酸ガスに分解されて体外に排出されます。

私たちの研究室で皮膚中のAGEs沈着量とアルコール摂取の相関を調べたところ、お酒をよく飲む人ほどAGEsの沈着量が多いという結果がでました。ですからお酒はほどほどに、飲みすぎに注意しましょう。

タバコはやめましょう ~禁煙外来のすすめ~

先ほどのお酒と同じように私たちの研究室では、皮膚中のAGEs沈着量と喫煙との相関を調べたところ、喫煙者のAGEs沈着量は明らかに非喫煙者より高いことがわかりました。

私はアンチエイジング・抗糖化の伝導者の立場から、多くの皆さんに禁煙をすすめてきましたが、長年の習慣を改善するのは難しく、根性論だけではどうしようもないと気づきました。ところが近年になってとても成功率の高い禁煙薬が出てくるようになりました。

タバコはやめましょう ~禁煙外来のすすめ~現在禁煙外来で処方されている薬を使えば、根性なしでも大丈夫。「取りあえず医師の指示にしたがって薬を飲んでみる」、これだけで良いのです。禁煙外来の処方薬を使えばかなりの方が禁煙に成功できるようです。せっかくですからこの成功率の高い薬の力を借りてみましょう。取りあえずは軽い気持ちで禁煙外来を受診して、禁煙薬を処方してもらいます。

禁煙による健康被害は、私が改めて指摘しなくても皆さん良くご存じだと思いますし、アンチエイジングの妨げになることもすんなりご理解いただけることでしょう。

化粧品会社の調査によれば、タバコを吸う女性は吸わない女性より、肌年齢が5歳も年上とのこと。肌の美しさを気にする女性ならこの5歳の差は大きいと思うはずです。禁煙は若返りのチャンスだと思って、前向きにトライしてみてください。

Top